iPhone 5sの発表日にわざわざ4Sのバッテリを交換してきた

最近は度重なるリークで、もはや発売日前には公然の秘密となりつつあるiPhone。そんな中、あえて発表の日(日本時間だと11日だからね)にApple StoreでiPhone 4Sのへたりつつあったバッテリを交換をしてもらってきた。「5Sも出るのにバカなの?」なんて言う人もいるのだけど、おれが4Sを気に入っているからだとしか言いようがない。iPhoneがとても安い日本に住んでいるので、タダ同然で手に入れてきた5も持ってるけれど、ふにゃふにゃ頼りない感触のホームボタンや、収まりが悪く画面上部にも指が届きづらいとか細かいことが気に入らない。きっと複数の機種を併用しなければ気にならないのだろうけど。ただ、なによりソリッドなデザインの好きなおれとしては、あのエッジの効いたカタチに重量感のある4系統は一種完成されたデザインのように思える。

もちろん、4Sのスペックでは劣っているのは明白で、例えばChrome Mobileの起動は5と比べればずっと遅いし、画面だって小さい。また、バッテリ交換だって新しい機種を一括で買うよりかずっと安いとはいえ、二束三文というわけでもない。それを踏まえた上での交換なのだから、愛着と言うヤツだろうか。ガジェット好きの浪費家としては、それもいつまで持つかは分からないが、とにかく今はバッテリ交換なのである。

バッテリ交換に前向きなのはもう一つ理由があって、前までバッテリ交換さえも筐体交換だったのが、最近は使用中の機体のバッテリを交換してくれるというのもある。使っている4SはアメリカのApple Storeで買ったSIMロックフリーの機体で、海外旅行には何回も持ち出して現地のSIMを入れて使ってきたし、標準でカメラのシャッター音も鳴らないのも好ましい。しかも、筐体交換されてしまうと、液晶シートを貼り直すのも面倒くさい。

2日前にWebから渋谷のApple StoreのGenius Barの予約を取り、指定した時間に現地に赴くも、これまた凄い繁盛ぷり。前に銀座のGenius Barのお世話になった時と同様、20分以上待たされた。しかも、洒落ぶってるのかGenius Barのフロアには椅子がない。椅子が並んでいるのは格好が悪いなんていかにもAppleが言い出しそうではあるが、混み合ったフロアで手持ち無沙汰で待たされるのは楽しくない。あれだけUXにこだわるのなら、これもどうにかして欲しいところ。

ようやくやってきたGeniusにバッテリ交換をしたい旨を伝えると、バッテリの劣化を確認できないと有償でも交換しないという。Geniusが4Sのsafariからdiagnostics toolを起動させると、彼の手元のiPadにバッテリの劣化状況を示すメッセージや4象限あるグラフが表示された。そっちに表示されるのかよ!まあ、無事バッテリが劣化状態と認定されたようで、交換を承ってくれるという。時間も30分もかからないというので、そのまま預けパルコ下の本屋で時間を潰し、指定された時間に戻るともう完了していた。交換したバッテリは3ヶ月保証という。お値段6800円なり。どんな感じかしばらく様子をみたいと思う。