夏休みに瀬戸内国際芸術祭へ行ってきたので、ポイントをまとめておく

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少々時間が経ってしまったが、8月29日から2泊3日で瀬戸内国際芸術祭へ行ってきた。本当は直島のベネッセハウスに泊まりたかったけれど、旅行を決めたのが遅いこともあって予約が取れず、JR高松駅前のJRホテルクレメント高松に宿を取った。しかし、このホテルは高松港の目の前にあることもあって、どの島へ行くのに望外に便利だった。多くの航路が高松港を起点としているので、瀬戸内の島巡りをするならオススメの宿と言えよう。ついでに、空港行きのリムジンバスも発着しているのも利便性が高い。

初日に直島、2日目に女木島と男木島そして香川県立ミュージアム、3日目に豊島といった旅程。本来は2日目と3日目が逆の旅程だったが、早朝に豊島に向かう高速船のチケットが取れなかったのだ。そんなわけで、瀬戸内国際芸術祭をまわる上で気をつける点をまとめておきたい。

船の移動に注意

航路によって、フェリー、高速船、その両方による航路があるが、特に高速船には気をつける必要がある。高速船はスピードが速いが、定員はフェリーよりもずっと少ない。定員が100人にも満たないので、大抵乗船には整理券が必要になる。2日間乗り放題のフリーパスを持っていても例外ではない。整理券は30分前からの配布されるが、人気の航路の場合は、その頃には既に列が形成されていることがあるので、早めに並んでおいた方がいい。また、島民には優先的に整理券が払い出されるので、乗船できる人数は定員よりも少なくなる可能性がある。こちらがお邪魔しているので、当たり前だが。

島内での移動手段

徒歩で巡れる島から、乗り物が必要な島まで大きさは様々だが、瀬戸内の島はどれも起伏に富んでいる。そんな特徴もあってか、レンタサイクルは電動アシスト付きのものが多い。自分も豊島では電動アシスト付きの自転車を借りたが、いくらモーター付きといえど、真夏日にあれだけの高低差の中を移動するのはだいぶ骨が折れた。汗もとめどなく流れ、大きめのハンドタオルではどうにもならなかったほど。実は初日の直島では、原付を借りたのだが、こちらは実に快適だったので、あわせて記載しておく。もちろん、バスであればそんな苦労もないのだが、こちらはどうしてもダイヤに振り回されたりまた列に並ばなければならないのが玉に瑕。大きな島だと、作品が広範囲に散らばっているので、どのように移動するのか予め決めておきたい。また、原付やレンタル自転車は早めに確保しておかないと、これまた借りることもできない。

どうなの?

東京で生活を送る我々からすれば、船であちらこちらに移動すること自体が非日常的だし、島に降りたって散策するだけでも楽しい。特段アートに興味のない大人から子供まで十分に楽しめるはず。その一方で、島である以上、どうしても移動に船が必要で、そのために並んだり、気に入らなくて別の会場に移動しようと思っても、越後妻有アートトリエンナーレのように自家用車でスイスイ移動というわけにもいかない。個人的にはあまり欲張らず、余裕を持った計画を立てるのが良いかなと。まだ見ていない作品や行きそびれた島もあるので、機会を改めてまた足を運びたい。海の島々なので、秋会期は寒いのかな。